教育のなか 2
わたしたちの国の将来を考える者にとって、このような子どもたちの実態を詳しく掘り下げたこの報告書はまことに時宜を得た調査で多くの示唆を与えてくれる。
今日は脱学校、脱教師ということばが一般に使われだして、学校は一体なにをするところかが聞い直されているという。
テレビ、ラジオなどマス・メディアの普及が学校の知識独占機能を解体し、親の高学歴化が教師の権威を危うくし、学習塾の繁栄がある意味で学校の知識の伝達機能を喪欠させているといわれる。
この点、子どもたちが知識や技能を、全体としてどこから獲得しているかを調査してみると、母(26.1パーセント)、本(22.3パーセント)、父(14.1パーセント)、兄、姉(9.9パーセント)、友だち(7.3パーセント)、テレビ、ラジオ(3パーセント)、先生(2.7パーセント)、塾(1.3パーセント)とあって、子どもたちが知識や技術を吸収すろ媒体として、学校の先生の役割がひどく低下していることが明らかにされています。